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研究の知と論文

国際会議に論文が何回も不採録になっても続けた研究がまったく別分野で受け入れられた経験をもとに、研究分野の限界、論文というフォーマットの限界、そして研究が本来持っている自由について徒然書きました。

インターンは居場所作り

この記事は Microsoft Research Internship アルムナイ Advent Calendar の 23 日目です。自分は今、産業技術総合研究所に主任研究員として勤める傍ら、アニメ制作会社アーチの技術顧問を兼業しています。どちらもやっていることの根っこは...

100年後のコンピュータ科学

情報処理学会の学会誌「情報処理」に毎月楽しみにしている「先生、質問です!」というコーナーがあります。学生などの素朴な疑問に研究者複数名が真摯に答える内容で、情報処理に関わる質問はもちろんのこと、研究者のキャリアについての質問などもあり、論文からは見えない研究者像を浮き彫りに...

科学研究の再現性について

昨年 IPSJ-ONE に登壇した際の記事「情報処理が科学を更新する」では「Science as a Service」というコンセプトを解説し、プログラミング環境技術を伸ばしていった先に、効率的で再現性の担保された科学研究があるという旨を議論しました。こうした流れについてはもはや止められるものでなく、実際にいろいろな事例を見聞きするようになってきました。ここでいったん、自分から見えている現状をまとめておこうと思います。(ヒューマンインタフェース学会の会誌に掲載された関連記事へのリンクもあります。)

つくば横の会に登壇しました

ご縁をいただいて、第 2 回つくば横の会に登壇しました。昨年開催された第 1 回も、実は参加だけしていましたが、昨年に増してパワフルな企画になっていましたね。多人数の登壇者が要点だけさっと話してパネルディスカッションに入るというフォーマットも非常によかったと思います。私の講...

プログラミング支援からプログラミング教育へ

最近プログラミング教育に関する世間一般の興味が高まってきています。オバマ大統領がイニシアチブを取り、コンピュータ科学に関する教育を全ての学生に課すため、関連する産業や研究開発に多額の政策投資を行おうというアメリカのCS for Allや、日本の政府成長戦略のなかで挙げられて...

ACM CHI 2015 における日本

情報処理学会の学会誌向けに、Human-Computer Interaction 分野で最大の国際会議であるCHIの参加報告を書いていたのですが、字数制限を気にしていなかったら溢れたので、省いた部分と主催シンポジウムの紹介をあわせてブログに掲載します。

骨と軟部組織のがんに対するカフェイン併用化学療法

あの、コーヒーとか各種栄養ドリンクに入っている、カフェインです。プログラマかつ研究者なので、日々お世話になっています。これが、がん細胞に対する DNA 修復阻害作用を持っており、抗がん剤治療で併用したときの有効率がかなり高いらしいのです。実際に、2003 年 11 月に高度...

ガルガンティアとキルラキルに見る優秀な相棒の話

キルラキル最新話でいろんなことが説明されて、おぉ!と思ったので相棒 or 進化という観点からメモ代わりにいろいろと。翠星のガルガンティアとキルラキルのネタバレを盛大に含むので、未視聴で気になる人はそっ閉じしましょう。ちなみに、僕がガルガンティアに関してわりと詳しいのは、五十...

文字列表現の視覚的側面について

最近、プログラミングのための文字列表現ベースの統合開発環境(Eclipse とか VisualStudio、Xcode みたいなもの)に視覚表現を統合する手法について、自分がやってきたこと、考えてきたことをまとめる作業をしています。僕にとって、文字列表現というのは視覚的なも...

コンピュータ科学の博士課程にきて初めて分かったこと4つ

学部生のころ研究について想像していたことと、実際に修士を修了して博士課程にきて分かった現実の間にけっこうギャップがあったので、この感覚の差を忘れないうちに書いてみます。なお、僕の専門はコンピュータ科学のなかでもユーザインタフェース・Human-Computer Intera...