People are Programmers
このブログについて
人とコンピュータの関係を考え、よりよくしていく学問 "HCI" 研究者のブログです。創作支援のためのユーザインタフェースと統合環境設計を専門としています。産総研という研究所とアーチというアニメ制作会社に所属しており、研究だけでなく、一般公開サービスの開発や運営も行っています。日々のこと、趣味のこと、いろいろ書きます。
加藤 淳
著者について、詳しくは自己紹介へどうぞ。
美術展での研究の美学についての対話をきっかけに、イヴァンイリイチの「コンヴィヴィアリティのための道具」とこれまでの取り組みの関係、創造性について最近読んだ本で面白かった内容、研究者としての心構えについてまとめて書きました。
自分以外の方々にサービスや API を使ってもらう機会が増えるにつれ、研究開発の自由度(好きにコードを書きたい)と互換性(仕様変更で外部に迷惑をかけない)を両立するための工夫が重要になってきました。この記事では、とくに開発リソースがひっ迫している環境において、外部連携をスムーズに行うために、私が気をつけて実践してきたことを紹介します。
HCIは捉えどころがない分野だと思います。この捉えどころのなさを「課題解決としてのHCI研究」という考え方、「HCIの三つの波」という歴史の見方を通して紐解き、最後にちょっとした宣伝をします。
今年 4 月 30 日、立花隆氏が亡くなりました。立花氏ははやくからインターネットの可能性に注目していました。氏の公式サイトは、かつて私がメンテナンスをお手伝いしていたのですが、ドメインの失効とともに閉鎖になっていたのです。訃報を受け、サイトを一から作り直して 6 月に https://tachibana.rip で公開しました。さらに、このたび、そのソースコードを公開しました。
年初に、 Visual Studio Code などのコーディング時間をプロジェクトごとに集計してくれる WakaTime というツールを使い始めました。週休 2 日と思うとだいたい 1 日あたり 4 時間は VS Code を使ってるようです。VS Code 外などトラッ...