ナイスステップな研究者2024の紹介記事(STI Horizon誌)

投稿者: 加藤 淳
投稿日:
カテゴリ: research, science, discussion

昨年 2024 年、科学技術・学術政策研究所 (NISTEP) から「科学技術への顕著な貢献 2024(ナイスステップな研究者)」に選定いただきました。プレス発表所属組織でのニュース掲載に続き、今年 1 月は赤松文部科学大臣政務官とのオンライン会議あべ文部科学大臣表敬訪問、7 月には「近未来への招待状~ナイスステップな研究者 2024 からのメッセージ~」第 2 回講演会でお話しさせていただきました。こちらは発表スライド(8MB, PDF ファイル)も公開されています。

受賞してからの関連イベント数が自分史上最多でした(ありがたい)

そして、2025 年 12 月 22 日、NISTEP の刊行している「STI Horizon」誌 Vol.11, No.04 にて、Part.6:(ナイスステップな研究者から見た変化の新潮流)ナイスステップな研究者 2024 の御紹介(2)と題する記事が掲載され、研究活動を紹介いただきました。受賞以来いろいろなイベントがあったのですが、おそらく最後の一区切りかと思います。校正は入れていただいていますが、文責は私にあります。Web で全文読めて便利でよいですね。

加藤 淳, 高本 聡, 久富 隆史, 藤代 有絵子.「ナイスステップな研究者から見た変化の新潮流(2)—ナイスステップな研究者 2024 の御紹介—」STI Horizon, Vol.11, No.4, 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)編集, 2025.DOI: 10.15108/stih.00421

内容はナイスステップの講演にJapan ACM SIGCHI Chapter 受賞講演(ブログ記事)日本ソフトウェア科学会 基調講演(ブログ記事)を足して三で割ってギュっとしたような感じで、立花隆ゼミ時代のことと、「顕著な貢献」に認めていただいた「道具鍛冶研究者」としての研究ハイライト、その背景として研究の「一般性」に関して触れています。

論文ではないので参考文献の数も控えめにと思ったのですが、せっかくDOIもつくし…と思って厳選しつつ欲張りました。私の論文はともかく、Ben Shneiderman 氏のCreativity Support Tools に関する記事、Sebastian Linxen 氏のWEIRDness に関する論文、Jingyi Li 氏の人工物に表出する権力構造の論文、それぞれ推しなので、ぜひどうぞ。