TextAlive 10周年
今日は、研究開発してきた Web サービス「TextAlive(テキストアライブ)」の一般公開を始めてから 10 周年でした。

論文としては ACM CHI '15 でフルペーパーを刊行して Honorable Mention Award をもらい、「終わった」研究でしたが、一般公開して継続的に研究開発することで、想像もしないところまで連れてきてくれました。 「リリックビデオ」という言葉が一般的になる前からミュージシャンの方々に使っていただいているのはもちろん、音楽ライブ・VR 演出、プログラミング教育など、多彩な局面で利活用が進んできました。
機能を API としてまとめた結果、「Songrium(ソングリウム)」という当グループの別サービスとの連携に始まり、「初音ミク バースデーメッセージ企画」などユーザ参加型イベントの演出への応用、街をサイレントライブ会場にする実証実験「SYNCHRONICITY 2020」での活用、カジュアル創作の派生サービス「TextAlive Flow」や、身体を動かして楽しむアトラクション「TextAlive Groove」など、数多くの取り組みが生まれました。 折り返し地点となる 5 年目には、リリックビデオもすっかり市民権を得ていました。そこで、歌詞が魅力的にアニメーションするインタラクティブなビジュアルアートとして新たなメディア様式「リリックアプリ」を提案し、API を含むアプリの開発支援用フレームワーク「Lyric App Framework」を一般公開。 初音ミク「マジカルミライ」という年次の創作イベントでプログラミング・コンテストを初開催でき、以来、大変熱量のある作品が毎年応募されてきています。 作品群の分析も含め ACM CHI '23 で改めて論文化し、国内外で 8 件の学術的受賞に繋がりました。
これらの機会は、数多くの研究者・クリエータと親交を深めるきっかけになりました。研究者としてのスタイル「道具鍛冶研究者」を確立できたのは、間違いなくこの研究のおかげでした。
今回、お世話になったクリエータの方々からもお祝いのメッセージをいただきました。大変幸せなことだと思います。
TextAlive https://t.co/JWgxyeGuwv は本日、一般公開日2015/9/8から10周年の節目を迎えました🎉
— TextAlive (@TextAliveJp) September 8, 2025
ご利用、応援いただき、本当にありがとうございます。これからも創作のお供に活用いただけるよう研究開発します。
そして…クリエータの方々から大変嬉しいメッセージをいただきました❣#textalive10th
産総研入所して最初に取り組んだ研究の成果が、10 年かけて創作文化のなかに織り込まれ、一つの節目を迎えたような気がしています。 X では、もう少し詳細な振り返りを、個人アカウントで一週間以上かけて毎晩つぶやいていました。
そちらでも書きましたが、周りで支えてくださる方々、そしてツールとして使ってくださる方々がいたからこそ、ここまで続けてこられました。 まだまだ、取り組みたい研究開発があります。これからも、よろしくお願いいたします。
以下、大量の X ポスト引用が続きます!
昨日の #マジカルミライ #TextAlive 講座で9月8日にTextAliveが一般公開10周年とお話ししたのですが、https://t.co/nSbZ0Rb3qM
— arc@dmz (@arcatdmz) August 30, 2025
およそ人生の1/4同じシステムと向き合ってきたことになるんですね。
抜け漏れあると思いますが、夜更けにぽつぽつと、1日あたり1年振り返りたいと思います。#textalive10th
第一夜(産総研入所~ SNOW MIKU 2016)
2014年4月に産総研へ入所し、自分がグラフィカルな統合開発環境を、後藤Gが音楽情報処理をやっていて、自分はタイポグラフィに興味があったので、Kinetic Typographyにフォーカスしようと着手しました。最初の登壇発表は8月の京都での音楽情報科学研究会、夏のシンポジウム。まだシンプルなUIです。 pic.twitter.com/G8ouB2sEUi
— arc@dmz (@arcatdmz) August 30, 2025
まだステージとタイムラインしかないです。ステージ上での直接操作にこだわっていたのかも。ステージ上のドラッグ操作にマッチするパラメタを逆計算で求めるような、今のTextAliveより実験的で高度な機能も入っていました。
— arc@dmz (@arcatdmz) August 30, 2025
動画データのデータ構造はこの頃から今にいたるまで変わってません。 pic.twitter.com/hCnA8XpIZM
8月の登壇発表スライド、もう編集パネルがついてます。Live Programmingのコードエディタを置けるスペースも必要だし、さすがにステージとタイムラインだけではね…。このあと音楽だけでなくPodcastみたいな音声読み上げにも対応して、国内・国際会議へ投稿、採択されました。https://t.co/3diW3CJgGv pic.twitter.com/tZVrUAQaIm
— arc@dmz (@arcatdmz) August 30, 2025
2014年12月の国内会議WISS 2014時点ではまだJava実装でしたが、どうしてもWebブラウザでデモしたいという話になり、Javaアプレットで動くものがα版として存在していました。このあと、Web版を一から作ったわけですね。https://t.co/K8d5s4u23n pic.twitter.com/jW4nSTc2PT
— arc@dmz (@arcatdmz) August 30, 2025
2015年9月8日にプレスリリース。Web上で一般公開済みの音楽に動画をつけられるサービスとして始まりました。
— arc@dmz (@arcatdmz) August 30, 2025
音楽地図情報はSongle、音楽再生はSongle Widgetという、後藤Gが培ってきた音楽鑑賞を支援する基盤技術とうまく連係し、動画制作用のUIを作り込んで実現しました。https://t.co/WVlqFXsCzj pic.twitter.com/PPDAe7IeJg
リリックアプリ開発用API、TextAlive App APIの先祖の先祖くらいに相当するライブラリも同時期に整備しており、2015年10月から @Songrium 上でTextAliveの歌詞アニメーションを出せるようになりました。
— arc@dmz (@arcatdmz) August 30, 2025
ただ、途中でAPIを作り直したため、今この機能は動かなくなってしまっています。また見たいな…。 pic.twitter.com/3HqRlIrJPI
#初音ミク さんとの最初の関わりは、2016年2月にSNOW MIKU 2016とタイアップさせていただいたときですね。豆の素さんが描かれたイベントのメインビジュアルや、ピアプロのイラストを背景に設定できるようになりました。https://t.co/kkunuAsdOchttps://t.co/jRphipo1qr
— arc@dmz (@arcatdmz) August 30, 2025
この動画は、もう閉店してしまった @cfm_miraist カフェで流していただいたものでした。
— arc@dmz (@arcatdmz) August 30, 2025
当時はまだリリックビデオという呼称が一般的ではなかったので、一貫して「歌詞アニメーション」と言っていたんですよね。
前史込みの2年分で盛りだくさんでしたが、明日以降もぽつぽつと呟こうと思います。
第二夜(JSTnews 掲載~ No Maps 2016)
#TextAlive 一般公開から十年につき、夜半に過去を振り返る私的企画の二夜目。JSTnews 2026年3月号には 「歌詞は踊るよ!」と題した漫画が掲載され、TextAliveのプレスリリースを紹介する内容で、後藤さんと加藤が初めて漫画化されました。https://t.co/gndbaw9cyf#textalive10th
— arc@dmz (@arcatdmz) August 31, 2025
2016年8月は後藤さん研究代表のOngaCRESTシンポジウムで、新機能と、今では欠かせない、動画ダウンロード機能の実装予定を発表しました。https://t.co/itT9zHmmRF
— arc@dmz (@arcatdmz) August 31, 2025
また、 @draw4401 さん描き下ろしのイラスト背景で空中アクアリウム(40㍍P)リリックビデオを制作しました。https://t.co/Ocl1DJPcyY
当時はTextAliveをIoTデバイスの統合開発環境「f3.js」と同時並行で研究・開発していました。技術基盤として共通する部分も大きく、プログラマ×デザイナ×ユーザの三つ巴のインタラクション設計をいろいろと考えて実装していました。https://t.co/BCmeUGDgm7
— arc@dmz (@arcatdmz) August 31, 2025
2016年10月には札幌で開催される国際コンベンション「No Maps」に出展するとともに、TextAliveで制作されたリリックビデオを「BELLRING少女ハート」のステージ演出2曲で活用いただきました。所外のプロにTextAliveを実用いただいたのはこれが最初だったように思います。https://t.co/4vGIEFTK2Q pic.twitter.com/gBmc0jYtql
— arc@dmz (@arcatdmz) August 31, 2025
2016年10月「No Maps」産総研ブースはこんな感じで、Songle, Songrium, TextAliveを動態展示しつつ、動画をループ再生していたようです。フライヤーやパネルなどのデザインワーク全般を私が担当した記憶があります。 pic.twitter.com/Axjun0cmFE
— arc@dmz (@arcatdmz) August 31, 2025
2016年8月のOngaCRESTシンポで予告していた動画ダウンロード機能は、2016年10月の、このタイミングでお披露目されたようです。この頃はAWS Batchとかありませんでしたから、オンプレサーバ上で動画のレンダリング用ワーカがせっせと動画書き出ししていました。 pic.twitter.com/M8dGdeXA3d
— arc@dmz (@arcatdmz) August 31, 2025
2017年はf3.jsの研究開発や、同年にプレスリリースした大規模音楽連動制御プラットフォーム「Songle Sync」に集中しており、TextAliveは地味にいろいろな機能拡張を進めた年となりました。
— arc@dmz (@arcatdmz) August 31, 2025
というわけで、二夜目はここまで。昨日のスレッドはこちら。https://t.co/TjK5Oxmvas
第三夜(SNOW MIKU LIVE!、マジカルミライ 2018 ~ daniwell さんスタイル追加)
#TextAlive 一般公開から十年につき、夜半に過去を振り返る私的企画の三夜目。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 2, 2025
2018年2月には「SNOW MIKU LIVE! 2018」2曲の演出でTextAliveによって制作されたリリックビデオが使われました。 @TextAliveJp のヘッダ画像は当時開発したテンプレートです。https://t.co/jKkhwp1Gyj#textalive10th pic.twitter.com/xpn3wEjLRC
初音ミク公式チャンネルで当時の様子が確認できるのですが、リリックビデオの投影面は16:9の一般的なディスプレイではありませんでした。超横長。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 2, 2025
そのため、リリックビデオの画面上にマージンを設け、動画を書き出す際にはマージン部分を切り落とす処理を実装しました。https://t.co/8uBjFtxHvs
その後、クライアント側のコードをjQuery + Bootstrapで実装し拡張していくことに限界を感じ、React + Semantic UIで一から書き直しました。最初はParcelでバンドルしてましたが、これも限界になり数週間後にはNext.jsを採用。以降、今までずっとNext.jsユーザです。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 2, 2025
本当に一から書き直してます。 pic.twitter.com/U3zqAB9X9Y
初音ミク「マジカルミライ 2018」では企画展のクリエイティブステージで「TextAlive講座」が初めて開催され、 @bighead11111 さん、 @MasatakaGoto さんと登壇しました。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 2, 2025
フライヤーや小冊子の入ったクリアファイルを配ったのですが、小冊子以外のデザインワークは相変わらず私がやっていました。 pic.twitter.com/hb2hpZa1PO
初音ミク「マジカルミライ 2018」は個人的に本当に思い入れのあるイベントでした。イベント直前までTextAliveのコードを必死で書き直していただけでなく、Songle Syncのバースデーメッセージ企画もあったんですよね。https://t.co/KGlzEtIyYF
— arc@dmz (@arcatdmz) September 2, 2025
初音ミク「マジカルミライ 2018」では、さらに、DIVELAさんの「METEOR」ライブ演出でTextAliveの表現力の限界に挑戦していました。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 2, 2025
最近ではKiiteのカッコイイUIを実装しているエンジニアの同僚に助けてもらって開発したテンプレートはこちら。https://t.co/WZ5AJPueTzhttps://t.co/HtRfQHPKMR
その後、HTTPS化を完了したり、SNOW MIKU LIVE! 2019にあわせて「四角い地球を丸くする」で使っていたテンプレートをもとにしたスタイルを追加したり、フォントを増やしたり、細々とアップデートを続け…
— arc@dmz (@arcatdmz) September 2, 2025
2019年4月、ついに @daniwell_aidn さんのスタイルが追加されました。 pic.twitter.com/ST0VQAEjAn
そういえば、2019年4月以前のTextAliveはスタイル7種から1つを選べるだけで、それ以上の編集は、いったん保存して動画編集ページにいくしかなかったんですね。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 2, 2025
保存操作なしで、いきなり動画全体のフォントや配色、文字の動きなどを変えられるようになったのは革命的でした。https://t.co/s59Jka6ufg
APIサーバをクライアント側コードと完全に分離したのもこの年だったかと思います。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 2, 2025
だいぶ現行のTextAliveに近づいてきたところで、三夜目を終えます。
昨日のスレッドはこちら。https://t.co/VJa0Cd21EQ
第四夜(プライベート楽曲機能、Inter BEE 2019 ~ニコニコネット超会議 2020 夏)
#TextAlive 一般公開から十年につき、夜半に過去を振り返る私的企画の四夜目。(寝落ち…)
— arc@dmz (@arcatdmz) September 3, 2025
2019年のハイライトはやはりプライベート楽曲機能でしょうか。それまで公開楽曲でしか動画制作できませんでしたが、ボカロPの方の新曲などに利用いただけるように。https://t.co/njFYoYyr7I#textalive10th
この年はデザイナーが仲間に加わってくれました。フォントが好きな方でしたので、マジカルミライ 2019にあわせてTextAlive FontsのWebサイトを作っていただいたり、https://t.co/mFx3rPSRRx
— arc@dmz (@arcatdmz) September 3, 2025
今日に至るまで大活躍の「活用ガイドブック」制作や、Songle Syncコラボのポストカードデザイン制作なども。 pic.twitter.com/h2bPs1zlEw
初音ミク「マジカルミライ 2019」では「TextAlive講座」が開催され、https://t.co/UCwxtpmzki
— arc@dmz (@arcatdmz) September 3, 2025
ライブでは*Lunaさんの「メインキャラクター」ライブ演出のベースにTextAliveを使っていただきました。TextAliveをプロの制作ワークフローへ本格的に組み入れた初期事例でした。https://t.co/bL6QCZJu3F
初音ミク「マジカルミライ 2019」では「TextAlive講座」が開催され、https://t.co/UCwxtpmzki
— arc@dmz (@arcatdmz) September 3, 2025
ライブでは*Lunaさんの「メインキャラクター」ライブ演出のベースにTextAliveを使っていただきました。TextAliveをプロの制作ワークフローへ本格的に組み入れた初期事例でした。https://t.co/bL6QCZJu3F
当時の企画展ステージはボカロPのDJなど音楽イベントもやっていたのですよね。BIGHEADさんのステージでもVJにTextAliveを活用いただきました。https://t.co/8ghIwtLo7C
— arc@dmz (@arcatdmz) September 3, 2025
2019年は、フォント提供元のモリサワさまより、Inter BEE出展ブースにて最新事例としてご紹介いただいたのも思い出深いです。https://t.co/0seld85ReX pic.twitter.com/wyb8x9ez8l
— arc@dmz (@arcatdmz) September 3, 2025
制作した動画の一覧を見たり、制作した動画を消したり、複数のSNSアカウントで同時にログインしたり、およそ制作ツールなら当たり前であろう基本的な機能も少しずつ実装していき実用性が増していきました。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 3, 2025
珍しい機能としては、Songle Sync同期機能の実装もこの頃でした。https://t.co/LyPdsoG874
2020年はEasyPopさん @easypop_betti と「ニコニコネット超会議2020夏」ニコ生に出演し、TextAliveの使い方を紹介しました。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 3, 2025
ハッピーシンセサイザ好きでボーマスでもサインいただいたりしており光栄でした。https://t.co/O9PcX1IKHp pic.twitter.com/9Vdur1TDSa
ひとまず四夜目はこのくらいで。こうして振り返ってみると、研究論文としては記録に残っていないことばかりですが、いろいろなところにアーカイブされていて、文化の一部になっているのを感じます。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 3, 2025
昨日のスレッドはこちら。https://t.co/WT3g9qcsEc
第五夜(プログラミング・コンテスト開始~ボカコレ~バースデー・メッセージ企画)
#TextAlive 一般公開から十年につき、夜更けに過去を振り返る私的企画ももう五夜目。 2020年も初音ミク「マジカルミライ」に登壇しました。このとき初開催だったのがプログラミング・コンテスト(TextAlive App API利用、リリックアプリのコンテスト)でした。https://t.co/IzHAahNOIp#textalive10th
— arc@dmz (@arcatdmz) September 4, 2025
当時APIの整備に忙しかったはずですが、TextAlive本体のインフラを完全に新しくするなど、それなりに大工事しています。確か、オンプレで動いていたものを徐々に分解してAWSに移行していったように記憶しています。https://t.co/VEMGTdindJ
— arc@dmz (@arcatdmz) September 4, 2025
2021年に入ってからはプロコンにあわせてAPIを整理したことへTextAlive本体がついていけなくなって、仕方なく編集画面だけ別ドメインに分離して古いAPIを参照するようにしたりしています。この「ねじれ」状態は、長年解消せず、先日ようやくめどがついたばかりです。https://t.co/OtgtmjM42R
— arc@dmz (@arcatdmz) September 4, 2025
2021年3月には、ニコニコ生放送の公式ニコ生配信「君もボカロPになってみないか?! 今年こそボカロPデビューしてみようよ!」に出演しました。https://t.co/5PyEX7B49b
— arc@dmz (@arcatdmz) September 4, 2025
2020年冬に始まった The VOCALOID Collection いわゆるボカコレとは、2回目、2021 springのタイミングから継続的にタイアップさせていただいています。https://t.co/nJrDl2rEc5 pic.twitter.com/hm70M5byEX
— arc@dmz (@arcatdmz) September 4, 2025
初音ミク「マジカルミライ2021」でプログラミング・コンテストが2年目も開催されるということで、「TextAlive App API講座」なる動画を録って、2021年8月に初音ミクさんの公式チャンネルで公開いただきました。https://t.co/9jwDP0qyl0
— arc@dmz (@arcatdmz) September 4, 2025
プログラミング・コンテストにあわせてTextAliveの機能をAPIとして整備したことの恩恵の一つに、(リリックアプリに限らず)音楽と同期した演出を開発しやすくなったことが挙げられます。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 4, 2025
初音ミク・バースデー・メッセージ企画は、2021年からTextAlive演出が使われています。https://t.co/39drGekEvz
ボカコレ2021秋https://t.co/I1uVKnBw5i
— arc@dmz (@arcatdmz) September 4, 2025
マジミラ2021プロコン(TextAlive講座)https://t.co/vZ8hmZ7XTU
それぞれへの関わり方が定まってきた頃ですね。
以降は定番イベントとして業務に組み込まれ、「ああ、そろそろ●●の季節か」と感じるような、まさに風物詩となりました。
年の瀬にdaniwellさんの新スタイルを追加しています。https://t.co/09079ydNF0
— arc@dmz (@arcatdmz) September 4, 2025
初音ミク・バースデー・メッセージ企画だけでなく、鏡音リン・レン Happy 14th Birthday メッセージ企画 - Songle Sync コラボ -でも、TextAlive演出が使われていました。https://t.co/8aj8ClWUkg
— arc@dmz (@arcatdmz) September 4, 2025
2022年初頭に @daniwell_aidn さんが制作されたデモ動画(ver.2)の引用RPで五夜目を〆ます。いつ見ても素敵ですね。また明日~。https://t.co/gMh7xT45vW
— arc@dmz (@arcatdmz) September 4, 2025
これで十年振り返りの折り返し地点にきたことになりますね。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 4, 2025
昨日のスレッドはこちら。https://t.co/8Gpnsxvmfb
第六夜(SYNCHRONICITY ~ VR ライブでの活用~座談会など)
#TextAlive 一般公開から十年につき、夜半に過去を振り返る私的企画の六夜目。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 5, 2025
2022年3月にはボカコレのプレスリリースで言及いただきました。Kiiteと仲良く載っています。https://t.co/eR60AhsZ2i#textalive10th pic.twitter.com/HPXmVs9FKq
そういえば、昨夜、TextAliveの機能をAPIとして整備したおかげで演出の使い回しが容易になった、と書いたとき言及が漏れたのですが、2020年10月には
— arc@dmz (@arcatdmz) September 5, 2025
街と音楽がシンクロする「SYNCHRONICITY 2020」https://t.co/WGhsDiSOV7
でもTextAliveを使っていただいていました。https://t.co/W9QSfU9zhb
他の、通常の研究業務もあるなかでTextAliveの開発をするのはなかなか覚悟がいる(?)のですが、例年「マジカルミライ」で登壇するからには、と気合入れて頑張ることが多いです。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 5, 2025
この年はdaniwellさんの「ベーシック」スタイルが増えたんですが、単にスタイル一個足しただけではなく… pic.twitter.com/fDITOW8pdg
内部実装の改訂で、スタイルのパラメタに数値(値域指定したSlider)、真偽値(Check)、色(Color)、フォント(FontFamily)に加え定数値(選択ボックス; Select)をサポートしました。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 5, 2025
例えば文字の左・中央・右寄せみたいな「選択肢」を提示できるようになりました。
TextAlive NEXTという、実験的な機能を導入する場所をサブドメイン https://t.co/CukACqQlj0 で用意しました。リポジトリは共通ですが、 next という名前のブランチからデプロイされるようになっています。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 5, 2025
このときのNEXTでは他にも細々した改良を試行しました。https://t.co/bb9kwDxOeI
ボカコレ2022秋でもタイアップさせていただきました。https://t.co/L4lpjHvnT8
— arc@dmz (@arcatdmz) September 5, 2025
2022年最大の驚きはVRライブでのTextAlive活用が驚くほど「ハマっていた」ことだったかもしれません。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 5, 2025
TextAliveのリリックビデオ演出は見慣れたつもりでいましたが、VRで見ると迫力がぜんぜん違います。
コードギアスはリアルタイム世代なので、それも嬉しかったですね。https://t.co/fi7fEwmmfT
そういえば、初音ミク「マジカルミライ」10th AnniversaryのあとにはTextAlive座談会というものを企画していただいたのでした。TextAliveは、こうしたユーザの方々に支えられて研究開発を継続できています。https://t.co/m58f17V3rH
— arc@dmz (@arcatdmz) September 5, 2025
2023年3月には、TextAliveを活用してファンメイドの初音ミクライブを成功させていた大学サークルの方にインタビューいただいた記事が公開されました。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 5, 2025
ここでも言ってますが、新しい技術を歓迎してくれるコミュニティは、私のような道具鍛冶研究者にはかなり心強い存在です。https://t.co/ZrhDpl0yX7
TextAliveは私が所属する研究グループの新技術を導入するテストベッドの役割も果たしているのですが、例えば2023年4月には、Kiiteの音楽推薦エンジンの応用で、プライベート楽曲にスタイルが推薦されるようになりました。https://t.co/eluoobHgaj
— arc@dmz (@arcatdmz) September 5, 2025
と、こんなところで六夜目を終えます。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 5, 2025
昨日のスレッドはこちら。https://t.co/ooJYlRrwUT
第七夜(多数の実証実験~リリックアプリ論文採択)
#TextAlive 一般公開から十年につき、夜半に過去を振り返る私的企画の七夜目。ちなみに、一年一夜で十夜と思ってたのですがふつうに十周年当日(9/8)に間に合わないことに後から気づいたので調整かけてます。算数苦手。#textalive10th
— arc@dmz (@arcatdmz) September 6, 2025
今夜は2023年~なので記憶も新しくなってきました。本年はVR活用が非常に盛り上がりました。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 6, 2025
巨大VRイベントSANRIO Virtual Festival 2023を皮切りに、https://t.co/qrlUwbLKAP
VTuberのアイマリンさんナギナミさんVRライブ、https://t.co/pegrQbIQx5
ミクさんVRライブ、https://t.co/MGSuudPyNI
ラブライブ!スクフェスシリーズ感謝祭2023 メタバースライブ、https://t.co/HHruHlnrsb
— arc@dmz (@arcatdmz) September 6, 2025
VIRTUAL REMIX JAPAN × FLOW Virtual Live、https://t.co/bhdn8yXVk9
プリキュアバーチャルワールド ミュージックステージ、https://t.co/YZjY8Pm6S3
と、信じられないほどの著名IP群で活用いただきました。
ボカコレも変わらずタイアップさせていただいています。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 6, 2025
2023春https://t.co/xo45sB3Ksh
2023夏https://t.co/VWZlJW24NG
初音ミク「マジカルミライ」登壇ではTextAliveは抑え目でリリックアプリ中心でした。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 6, 2025
TextAlive論文が国際会議CHI '15に採択後8年が経ち、リリックアプリに関しCHI '23で発表、TOKYOステージ前週にはSIGMUS夏シンポで発表。
マジミラのプロコンありきの成果で本当に感謝です。https://t.co/YnRzyVPl6b pic.twitter.com/fKLlGN8LQN
当時の配信を今見返したんですが、拍手いただいてますね…
— arc@dmz (@arcatdmz) September 6, 2025
学術的達成を、イベントに参加いただいている方々に一緒に喜んでもらえるなんて、これ以上に光栄で嬉しいことはなかなかないです。
この年、もともとWordPressベースで運営され更新が止まっていたTextAlive Fontsをエンジニアさんに一から作り直してもらいました。サービスサイト本体は今に至るまでほぼ自分のコードベースですが、核となる機能をAPI化できると、こうして周辺をお任せできるようになって大変ありがたいです。 pic.twitter.com/ed9sBCvPYw
— arc@dmz (@arcatdmz) September 6, 2025
そんなわけでアッサリめの七夜目でした。明日で最後のはず。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 6, 2025
昨夜のスレッドはこちら。https://t.co/5tYldpfv3F
第八夜(SNOW MIKU 2024 ~東京タワー~まだまだ開発継続中!)
#TextAlive 一般公開から十年につき、夜半に過去を振り返る私的企画の八夜目。月が赤く暗いです。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
十年前のこの時間、デバッグしていたような覚えもありますが、気のせいかもしれません。#textalive10th
2024年は4月からフランスでしたが、直前にSNOW MIKU 2024でTextAlive Grooveをお披露目しました。daniwellさん含め、周囲の方に大変助けられて実現したアトラクションでした。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
まだ一度しか出展しておらず、一期一会の機会に体験いただいたみなさまもありがとうございました。https://t.co/qlNnvXM4WL pic.twitter.com/33HLvYeYTE
フランス出国のタイミングで弊所広報から大々的に取り上げていただいて、慌ただしさが倍掛けになっていましたが、TextAliveも、マジミラのプロコンも漫画にしてもらえて大変よかったです。https://t.co/MVu6uW5tgO
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
夏はプログラミング・コンテストのために一時帰国しました。このタイミングで、TextAliveに新たに「アプリ」タブが増えました。「アプリ」機能は、今後も力を入れて充実させていきたいと思っています。 pic.twitter.com/TLtxhwxM54
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
東京タワーのアトラクションで、AR演出の一部にTextAliveで制作したリリックビデオを活用いただきました。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
リリックビデオの活用の幅の広さには本当に驚かされます。https://t.co/YRW4lqacO6
個人的には、ユーザの方の傍でツールを作り続けてきたことの意味を振り返る一年でした。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
ご縁に恵まれ、子供向けワークショップでTextAlive Flowを使っていただいた結果が論文になったり、https://t.co/q38cZuknHF
日本メディア学会で議論させていただいたり、https://t.co/2oGQVGVaA9
技術を扱う人の側に立つ研究アプローチを評価いただいて、「ナイスステップな研究者」に選定いただき、表敬訪問で短く一時帰国したりもしました。https://t.co/dx6NKFvV3R
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
じつはこのタイミングでAIST-Cubeの仕込みをしていました。https://t.co/l6A9cZUvQu
ボカコレでも多くのボカロPの創作のお供にTextAliveを活用いただけて、嬉しい限りです。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
たまに、 #textalive タグ、見させていただいてます。https://t.co/JBD07hrDfR
今年のマジミラでは、少しずつ進めてきたプライベートフォント機能をリリースできました。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
ただ、まだそれほど活用されていない様子…TextAlive NEXT https://t.co/CukACqQlj0 限定のため気付かれてないのでしょうか?https://t.co/0jVefv5t3N
あと、動画編集ページの中身を刷新できて本当によかったです。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
4年半ほど、古いAPIを使っているためサブドメインの別インスタンスでホストしていたのですが、本サイトと同じ最新APIを使うように書き直しました。https://t.co/UaJZgRJTxJ
あと、動画編集ページの中身を刷新できて本当によかったです。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
4年半ほど、古いAPIを使っているためサブドメインの別インスタンスでホストしていたのですが、本サイトと同じ最新APIを使うように書き直しました。https://t.co/UaJZgRJTxJ
今年はフランス・パリで開かれた国際ワークショップIAA+Socと、先週の日本ソフトウェア科学会大会とで基調講演を務めました。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
少し語り口は違いますが、両方で、TextAlive一般公開から十年の展開を振り返りました。この貴重な経験を共有する機会に恵まれ大変よかったです。https://t.co/BRfofZS1P1
十年、長いようであっという間でした。周りで支えてくださる方々、そしてツールとして使ってくださる方々がいたからこそ、ここまで続けてこられました。
— arc@dmz (@arcatdmz) September 7, 2025
まだまだ、取り組みたい研究開発があります。これからも、よろしくお願いいたします。
昨日のスレッドはこちら。https://t.co/gNHjvbleAv
Facebookのほうでも、10年前のポストを引用するかたちで、あっさり短く(?)まとめました。https://t.co/RsjnWF8dqH
— arc@dmz (@arcatdmz) September 8, 2025
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