Lights, Animation, Interaction!(国際アニメーション学会 登壇発表)
国際アニメーション学会(Society for Animation Studies)で、3 年連続登壇発表しました。
前の 2 年間は、Arch Research での研究成果をもとに、アニメの作り方の日米比較や各社研究開発体制のケーススタディを報告してきました。当時のスライドは https://research.archinc.jp/publications で公開されています。
今年は、産総研の研究の一環で音楽ライブのステージ演出をお手伝いしたり、クリエータの作る演出を間近で見てきたりした経験をもとに、「アニメーションする光」のステージにおける役割に焦点を当て、テーマをがらっと変えて講演しました。
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産総研で私が作っている技術はリリックビデオ(動画)の制作支援ですが、ステージ上では他の光と混ざり合い、「舞台照明」の一つとしてライブを盛り上げています。この気付きをきっかけとして、照明機構の具体例や技術の進歩を調べ、コンピュータ制御により演出の幅が広がった歴史と、今後の課題などを紹介しました。
当日使った発表資料は、すでに https://bit.ly/sas34kato に掲載済みです。
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舞台照明デザインの仕事をアニメーション制作の文脈で捉え、連続的なスペクトラムで整理を試みた珍しい研究として面白がってもらえたようで何よりです。
ふだんはコンピュータ科学系の学会を中心に参加していますが、こういう不慣れなコミュニティに出向くと新鮮でいいですね。
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ちなみに、このブログには長らく更新していなかった英語版があるのですが、この機にちゃんと動かそうと思いました。英語版の記事はこちら。